繊細で感受性豊かな人は実は英会話に有利?

世の中には一定の割合で、その他の人間よりも繊細で感受性が豊かな人たちがいます。英語にも”HSP (Highly Sensitive Person)”という言葉がありますが、こういった人たちは、その他の人間には感じ取れないことも感じ取ることができる鋭敏な感覚を備えています。ですから、これは間違いなく才能の一つであり、本来ならば称賛されるべき資質であると言えます。

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しかし、現代の社会では、逆にこの資質が非難されたり、軽蔑すらされたりすることも少なくありません。その他大勢の人間には見えないものが見えるのですから、そうした他人からは理解されにくいのです。私自身も感受性が鋭いとか、繊細だと周囲から言われることがこれまでしばしばありました。何かを他人に相談しても煙たがられることも多く、「気にしすぎ」とか「考えすぎ」、「そういう難しいことは分からない」などと片付けられてしまうことも多かったのです。私は読んでいませんが、少し前には「鈍感力」という本が注目を集めたくらいですから、案外同じことで悩んでいる人も多いのかもしれません。

さて、常識的に考えると、このような繊細な日本人には英会話は向かない、と考える人が多いのではないでしょうか。英会話は繊細でない人でさえ緊張するものであって、ましてやそのような繊細な人は英会話なんてやってられないだろう、緊張に押しつぶされて精神が持たないだろう、というわけです。

しかし、実はその逆なのです。繊細で感受性豊かな人こそ、実は英会話に向いているといえます。なぜでしょうか。決定的に重要なのは発音の面です。繊細な人は、音の微妙な違いもよく分かります。日本語や日本語訛りの英語の音と、ネイティブが話す英語の音ではまるで違うということが、その鋭敏な感覚で理解できるのです。ですから、そういった人はネイティブの発音を身につけやすく、英語が通じやすくなります。事実、私も相手の英語が聴き取れずに失敗した経験はありますが、自分が話した英語がネイティブに通じなくて失敗したことはほとんどありません。

また「緊張」という点においても、英会話をする数をこなしていくうちに慣れていくものです。英語は日本語と同じように言語であって、通常日本語を話す時にそこまで緊張することはあまりないはずです。それは頻繁に日本語を使っているからに他なりません。しかも、先ほど述べたように、繊細な人が話す英語はほとんどの場合相手に通じますから、そういう意味でも安心できます。

このように、繊細で世間からとかく疎まれ、排除されがちな人は、実は英会話に向いているともいえるのです。音楽家や作家、画家など、いわゆる芸術家と言われる人にはこういう人が多いですが、特にノン・ネイティブにとっては英語もまたある種の芸術とも言えるわけです。物事の細かいところまでよく気がつき、改善する能力のある繊細な人は、意外にも英会話でもその資質が生かせるかもしれません。

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