自分が本当に英語が好きなのか確かめたいとき

本当に英語が好きなのかわからない人へ

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現代では多くの日本人が英語を学んでいます。小学生、中学生、高校生はもちろん、社会人も高齢者も英語を学ぶ人が増えているようです。しかし、自分が本当に英語が好きなのかどうか分からないという人も多いでしょう。例えば、高校生で学校の英語の授業は面白いけれども、だからといって外国語学系の大学・学部に進学して本格的に英語を学んでいくほど英語が好きなのか分からないという人もいるでしょう。また、大学生や転職を考えている社会人などで、英語を使う職業に就くほど英語が好きなのか自問自答している人もいるのではないでしょうか。

そういった人に私が参考になると思った一節があります。ドイツの社会心理学者エーリッヒ・フロムの著書「愛するということ」の中に、次のような一節があります。

「未成熟の愛は『私はあなたを必要とするゆえに愛する』といい、成熟した愛は『私はあなたを愛しているので、あなたを必要とするのだ』という原則に従っているのである。」
(エーリッヒ・フロム「愛するということ」より 懸田克躬訳 紀伊國屋書店)

ここでいう「あなた」には、人間のみならず物事に対しても当てはめることができると思います。そして私は、本当に英語が好きと言えるのは、英語に対して「成熟した愛」を持っている人間だけであると思います。つまり、「私は英語を愛しているので、英語を必要とするのだ」。このように本心から言える人は、本当に英語が好きな人です。英語を専攻しても、英語を使う職業に就いても、やっていける可能性は高いと思います。

英語を学ぶ「目的」はなんですか?

多くの日本人が英語を学んでいますが、ここでいう英語に対して「成熟した愛」を持っている人は非常に少数でしょう。おそらく、全学習者の1割にも満たないと思います。圧倒的多数の英語学習者は、英語への愛は皆無であるか、あっても「未成熟の愛」止まりです。つまり、「入試で英語を『必要とするゆえに』学ぶ」、「TOEICでの一定のスコアが昇進に『必要ゆえに』学ぶ」、「自社の海外進出には英語を『必要とするゆえに』学ぶ」といった具合です。もちろん、それが悪いと言っているのではありません。そういった人たちの主たる目的は「入試合格」、「昇進」、「自社の海外進出」なのであって、それはその人たちの自由だからです。ただ、そういった人たちは真に英語が好きなわけではない、ということです。その証拠に、この圧倒的多数の英語学習者は、入試やTOEICなどが終わった途端、英語の学習をやめてしまいます。今まで英語を必死で学んでいたのがウソのように、全くと言ってもいいほど英語に触れるのをやめてしまうのです。

ちなみに私自身は英語に対して「成熟した愛」を持っていると思います。何しろ大学入試を終えたその日に英語のテレビ番組を見ていたくらいです。別に我慢している感覚はなく、むしろ見たかったから見ていました。もし、あなたが試験や入試を終えて、(少なくともその時は)英語を学ぶ必要性がなくなったとしても、そんな時にも英語に触れていたい、学び続けたいと思うのならば、あなたは間違いなく英語に対して「成熟した愛」を持っていますし、あなたが本当に英語が好きであることの揺るぎない証拠であると思います。

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